思えば遠くへ来たもんだ.4,000ですよ.4,000.カウンタの数字ですけどね.もちろん,有名ブリーダとかショップとか,カリスマ愛好家のBlogならゼロがもうひとつかふたつ多いんだけどね.でも,いつも言っているとおり,このBlog Talkで4,000というのは,わし的には「シンジラレナァ〜ィイ」数字なのである(古いネタ).あまりにおめでたいのでオメデタ写真を載せておこう.
このところ,gupネタ記事はないが,この仔らが元気で大きくなった頃なら何か書けるかもしれないので,まぁ秋まで待ってな.
ところで,わしはgupに関しては閉じこもってひとりで楽しんできた(情報が遅くていろいろ不自由だが,性格的なことに由来するのでしょうがない).したがって何らかの団体に所属しているわけではないし,gupでさかんに行われている競技会にも全く関与していない.これまで,gup競技会の意義とか実情に関心をもってこなかった.とはいえ,園芸家の看板を長いこと掲げていたので,バラやセントポーリアの競技会が愛好家の裾野を広げ,技術を向上させ,新品種の育種を促進させ,それ関連の商売を強く促すことに大きく貢献することは,ある程度理解しているつもりである.そういう観点から,あえてgup競技会に何らかのわし的な発言をするとすれば次のようなものだろう:
競技会では出品物の「美」と,それを成した出品者の「技術」を競う.出品物が出たら審査するわけだが,これについて最も重要な考え方は「客観的評価」であるとわしは考える.なにかと主観的なものと捉えられやすい「美」を客観的に審美するのが困難であることは想像に難くない.「『美』は主観的なもので,人それぞれ,美に対する意識が異なる」という意見は至極ごもっともである.しかし,わしとしては,むしろそれゆえに定量的な審査基準を設けて,「美」と「技術」を数値化し,これに沿って厳正に審査することによって客観的評価を行い,その結果を競うことで,前述の「競技会効果」に繋がると思うところである.つまり,「誰が審査員をやっても,高く評価されるべき出品物は高く評価される」ということが必要なのだ.上述の「評価は人それぞれ」というのと相反することである.また,「数値化」に主眼をおいて審査基準を研ぎ澄ましてゆくとだんだん「美」から離れて一人歩きしそうになる.しかし,それらこそが競技会というイベントの意義を成立させうる特殊事情なのだと考えている.
というわけで,わしは「競技会なんてそんなものさ」と思っており,わしの好みと客観的評価には随分と差があると考えている.まぁgup業界に親しい人はいないので機会はないと思うが,今後も競技会に関わることはないだろうと思う.
ちょっと筆が滑っておかしな事を書いているが,カウンタ4,000記念の祝宴ということでご容赦いただきたい.明日からはまた普通のBlog Talkで行きましょう.

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