そういえばアレだ.ここ,BLOG Talkは「お仕事宣伝BLOG」であり,2004年に開設した当初はオフィス・ニュースのつもりで「お仕事ネタ」「日常ネタ」の雑言を載せることから始めた.しかし,それではあまりにもインパクトがないので4つめの記事で初めてgupを出し,それ以来急速に「gupのblog」へと舵を切り,最近は毎日10名ほどの愛好家の皆様にご訪問いただき,コメントもいただき,それに励まされてここまで続けてきた.とはいえ,延々と瑣末な記事を書きたれてきたわけだし,トータルの記事数とか特に意識することもないのだが,先日300超えを達成し,これが305番目の記事となったのであった.まずは皆様に御礼申し上げたい.
で,今日も大したことないお話をひとつ.....
また「縦縞」だ.しつこいねぇ.これまで,ここでは繰り返し「縦縞が欲しいねぇ」と発言してきた(
http://gray.ap.teacup.com/yochisblog/21.html,
http://gray.ap.teacup.com/yochisblog/208.html).ピッと筋の通ったgup,もしあったら楽しいでしょうなぁ?
ジャパンブルーは体側ののっぺりとした光るブルーが特徴だが,これを常染色体リンクでタイガーにしてアジアンネオンブルーも被せた.これらはどちらも黒発色にちょっと関わりがあって,野生体色がもつ黒の配色について,その秩序を乱して変なところがイレギュラーでちょっと黒ずんだりする.で,体軸に沿う方向や黒点があるところの側が黒っぽくなることで,偶然の産物として画像のような縦のラインがみられるのである.このタイガー・ネオン・ジャパンブルーでは得られるオスの5〜10%が縞もちになるが,あくまでもイレギュラーであり,こういう品です....などという発言はできない.
いんたーねっつの世界を垣間見るとミクロポエキリア属のなかに体側縦ラインで赤(黄)発色がみられるものがあり,同じ水槽に混ぜちゃうとgupとかかるのだという.たとえばこれの後代が採れるのなら,縦縞を固定することも夢ではない.そのオレンジラインそのものを受け継ぐというのでなくても,そもそもその種では生長の過程でまず体の中で体軸に沿った何かが起こり,これに基づいて赤い色素胞の配置・赤(黄)色素の産生・そして発色に至るのであろうから,交雑後代でその「何か」を受け継ぐことにより,その他の発色システムに干渉することで何色かの縦縞柄が浮き出すことに結びつくかもしれない.
そういう意味で,多型を誇るレティキュラータを素地とするgup集団にまた何か付け加える原動力のひとつになるんじゃないか....と期待している(あぁもうあるかもしれないけど....都会には....).
もちろん,雑種が「原種卵胎生魚」のニセモノとして流通することを避けていただきたいというのは大原則だがな.....

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