いまさらここで書くほどのことでもないが,「エンドラ博士の卵胎生魚」を観賞魚として楽しむ方法としては,何はともあれ,まずはゲンシャー的取り組みであり,現地採集魚の養殖後代を愛でるというものだろう.もちろんわしはやらないがな.
そして,その次は,カイリョウヒンシャー的取り組み,すなわちレティキュラータを基本種とする観賞用gupと混ぜるというヤツだ.エンドラがもつあの浮き上がるようなトリカラーをgupに映したいのか,意表をつくような新しい色柄を期待するのか,はたまた....かけあわせにこめる期待や意図はいろいろだろうな.
わし的に「ほぉ」と思ったのは「縮める」「丸める」という不思議な現象,何というかエンドラの「癖」のようなものに感じる.
往々にして,gupの尾には色がつく.色つき尾びれは伸びる.三角尾びれに限らず,中落ちでもない,いわゆる商品名「ワイルドフォーム(う〜ん,この呼び名は好きになれんなぁ)」のなかでもソード系は伸びる伸びる.わしの飼い方では剣の伸びはきわめて悪いが,それでもそこそこ伸びる.
で,これにエンドラが混じると,これを微妙に止めたり,縮めたり,丸めたり,ちょっぴり息苦しく抑制的になる.
Yリンクのプラチナにも似た機能があるが,プラチナで丸めるにはメスの相性とか採った仔の選抜とか,それなりにお努めが必要なのだが,エンドラをかませると簡単に丸まってしまう.あまりに安直なためか,やってみてすぐ飽きてしまったのだが,それでもいまだにハネものが泳ぐ大部屋に一回エンドラが混じった魚の後代というのがたくさん入っている.
エンドラ混でプラチナなんてもぉこんなものだ.ねぇ.

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