前世紀末,わしが短尾gupに本格的に着手したきっかけとなったのが,ジャパンブルーの短尾.尾の基部と背びれにレースを持ち,尾はソードなしソード.ただし,そのレースは薄いエンジ色できわめて印象的.それゆえわしとこの主軸として扱っていた.
だが,Y型ジャパンブルーはXリンク等の様々な形質の邪魔をする難儀さがあり,結局,短尾Xから引っぺがして別系統に持って行き,その後に後を採るのを止めて終わりにした.一方,短尾Xは他のYに合わせてとりあえず保存するだけとなっていた.
さて,ずっと後になって世にシンガブルーが普及.「また〜同じ形質なのにちょっと違うとこから仕入れただけで勝手な名前をつけて〜」などと思いつつ手に入れて見るとこれがビックリ,ジャパンブルーとはかなり使い勝手が違う.ホントにgupは奥が深いなぁと再認識させられた.
そこで新たなプロジェクトとして,ブルー短尾(ドーサルレース)をジャパンブルーではなくシンガブルーで作ることにした.
さ〜て,とりあえず同じように発色するのを確認したら,統一化と量産なのだ....が.
数を採って並べてみると難儀な魚が....たとえば,
体側の青にムラが見えるとか,また邪魔な黒発色とか
ありゃ?背びれがヌケちゃった.さらに色つきだか色なしだかわからないダメ魚
まだまだ仔を採って選んで....を続けないと揃ってこないなぁ.

2