いよいよ今年もあとわずかである.まぁイロイロあったが「何とかここまでたどり着いた」という一年であったような.....こうして一年を振り返り,そしてまた新しい年を迎えることができることは,なかなか幸福なことある.
十代の頃,安価なアジアんモザイクコブラを子,孫,....と選びながら取り続けていた.赤というより黄色く焼けた風合いのオムスビ尾で開きもイマイチ,背びれが小さい,という典型的なモザイクコブラで,本に載っているようなコンテスト・テイストの魚に化けるわけではないのに,ゴキゲンで何年も続けていた.二十代になって絶やしてしまったけどな.
あれからもう何十年も経って,いつの間にやら(形質の組み合わせは異なるが)同じような外見の魚が目の前に泳いでいる.
長い時間の中でも,ニンゲンの好みってあまり変わりばえしないんだなぁ,と思うところである.飼育歴が長いだけで,技も志のほうもパッとしないしな.

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