2017/5/3

歴史の区切り  
 子どもの頃、おとんの百科事典を見ていたら、世界の国旗ってページにいろんな国の国旗と国名が載っていたんだけど、その中で中華人民共和国と中華民国ってのがあって、この二つは別の国なの?と不思議に思ったのでした。

 後になって前者がいわゆる中国のこと、後者が独立した台湾の事だと知ったんだけど(中国は認めてないけど)台湾が別の国家だったと初めて気がついたきっかけでした。子供心に、すごいなー北海道や九州が独立しちゃう感じなのかなと思っていました。

 百科事典だから、その他の国のデータも載っていたんだけど、中国の建国が1949年と書いてあって、はて中国は3千年の歴史があるのでは?と思ったんだけど、そういえば中国は国が割れたり拡張したりしながらいろんな王朝が立ったり倒れたりしたんだったね、今の国家が立ったのが、前の大戦後ってことなのか。

 というのを忽然と思い出したのが、10年くらい前、網野善彦先生の日本史の本を読んでいた時でした。「日本列島の歴史」って本で「日本」を国名として使っていなかったのだ。
 厳密に歴史を学んでいる人から見たら、奈良・平安時代には九州も沖縄も東北も北海道も日本じゃないし、大和朝廷を「日本」の行政機関とおおざっぱに指すのははばかるという訳で。だから地理的なくくりで「日本列島」のという各地域の歴史ってしたんだって。なるへそ。

 更に「今私たちが住んでいる日本の建国はいつか?」というと、今から70年前の憲法が制定された時なんだって。
 それまでの大日本帝国って名の国が倒れて「日本Nippon」って国になったとな。多分住んでいる人は憲法が発布された=新しい国になったという感覚はないんだろうけれど。時代が新しくなったって言い回しは親世代からたくさん聞かされたけれど、国が変わったとはびたいち聞いた覚えがないからなあ。
 ただ国際化が本格的になった明治以降、戦争しまくりだった日本帝国が、それ以降アメリカの核の傘に入ってずっこいと言われながらもしゃちこく国家をあげての戦争はしないと言い張ってきたのはすごい実績だと思うんだがな。

 前にも書いた話だけど、アメリカにとって自由・独立が、フランスにとって人権が、国是として尊重されていたのと同じように、外の国から見れば戦後に立ち上がった日本という国は、平和国家を掲げていたんじゃないかと思うんだけど。
 どの国にとっても、自由も人権も平和はいらんもんじゃないけれど、その国の個性を表す言葉だと思うんだよな。

 こんなだらだら書いて実にうっとおしいと思うんだけど、夕方のニュースを見てあまりに暗澹としてしまったので、この際書きなぐってしまったよ。ほんとに深刻な時代だと思うよ。


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