2018/4/26

青年誌のBL観  
 先日ネットで雑誌スペリオールに投稿入選したけどトップになれなかった漫画作品(グロウ/川)を読みました。
 雑誌の評では話も絵もアツくて上手くて評価は高いけど、BL臭が強すぎるから青年誌向けではないのではって(表記されてる)全員の評者が言ってたんだ。

 話は絵描きの弟とピアニストの兄が、お互い憧れと妬みの混ざった感情を描いてて、評の中にも「兄弟愛」って言葉をちらほら見たんだけどな。
 読んで思った、BLの愛とはちゃうやろ。男の兄弟ってこんなんじゃないか。恋や愛をなめんな、家族の距離を軽んじるなって評者に言いたくなったーー。

 女性は、愛とか憎しみをもつ前段階に「共感」があると思うのね。でも男性って必要に迫られなければ相手にたいして共感する部分があるかないかを探ったりしないもんやん、特に家族に対しては。
 共感がなくても尊敬する、またはねたましく思う兄弟が、相手に対して抱く愛情だのこだわりってのは、BLの恋愛や性愛に傾いだ熱情とはぜんぜん別のもんだと思う。(BLの恋愛の多くは、共感が愛情や憎しみを窒息させちゃって起こるゆらぎみたいなケースだから。)
 それこそ昔の少年漫画で「いやここまでチームメイト大好きだったらほぼ恋じゃろ?」っていう濃い情熱を、全く自覚なく描きまくっていた男性作家の視線を、よりリアルに大人の理解度をもって描いてるように見えたんだよね…

 もしも青年漫画の編集さんや現役作家さんが、BLってもんをそういう「特定の個人に対する乾いた確執」みたいなもんと思ってるんだったら、女性のBL作家とは永遠に分かり合えないだろうし、単にBLって言葉を雑に使ってるだけだとしたら、守備範囲外の作品や作家に対してリスペクト足りないような気がするな〜ともやった。
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