どーでもいいことながらここしばらく……
と、頭を悩ます……はいささか大袈裟にしても、首を傾げていることがある。
そもそもの発端は
日本語版WikipediaのMSXのゲームタイトルの一覧という偏執的な頁に、いつの間にか……調べたら4月の頭だった……
拙Shoulder Blade OUTERSPACEが書き加えられていたことに気づいたことから始まる。念のために言っておくが、自分で書いたんじゃないぞ。
この頁を編纂している暇人(ぉぃ)たちにとっては日本国外の出来事は存在しないことになっているらしく、
ゼビモドキ以来の拙作群はもちろんのこと、その他綿々とリリースされ続けてきた欧南米におけるMSX新作についてほとんど言及がないのだが、これは編纂者の認識能力の限界がその程度なのだ、という話であって本稿の本題ではない。
疑問なのは、Shoulder Blade OUTERSPACEの方ではなく“NobuakiWashio”という表記の方である。
これがボクの名前であることに疑問の余地はないのであるが、なぜこういう表記なのだろうか。本名を記載する方針があるワケではないことは、直下のどちらがゲームタイトルかわからない戯けた表記から明らかである。仮に本名表記が原則であるにしても、なぜアルファベット表記で、かつ、姓名の間の余白すらないのか。っつーか、直前に載ってるINKはディストリビュータとなる
マトラコーポレーション……正しくはマトラ・コンピュータ・オートメーションズのはずだが……になってるのに。
いや、もちろんWikipedia編集子に直接の罪がないことは知っていて言っているのだ。彼がこう表記したのは、
典拠として彼が引いたAKIBA PC Hotline!の記事がそうなっているからだ。
では、なぜ本記事はボクの名前をこのように表記したのだろう。
どうも話はここに行き着くようである。
上掲はレトロPC・ゲーム専門店BEEPブログの
結果発表〜〜〜〜〜♫第2回BEEPレトロホビーゲームコンテストからであるが、この時点で既にボクの名前がアルファベット、姓名間の空白なし表記になっていることがわかる。
ここまで辿り着いて「ひょっとしてボク自身が作品応募の際にトチ狂ってそう書いていたのではないか?」と不安になり、1年前のメール記録を漁ってみたのだが、生真面目なボクは、
募集要項が求めていた各項目について真正直に事実を書いているのみであった。興味深いことに、ボクはゲームタイトルにはひらがなで読みを添えている一方、自分の名前にはふりがなを添えていない。無論、メール末尾に常に添えている署名はローマ字表記だが、こちらはちゃんと姓名の間に空白を入れてあるので、ここまで辿ってきた典拠の連鎖は途切れることになる。
つまり、BEEPの誰かが何らかの意図でボクの名前をこのように表記したことがそもそもの発端だ、ということになるのだが、その意図がわからない。ローマ字表記に改め、かつ、姓名間を詰める必然的な理由があるだろうか。
この応募はMATRAから請け負った営業活動を兼ねていたので結構長文の日本語で書いた売り込み文が添えてあったのだが、よもやとは思うが、生粋日本人であることがそもそも疑われていたのだろうか。ボクの日本語、無駄に理屈っぽいので、言われてみればオランダ人が無理矢理書いてくる日本語に見えなくもない。それにしても姓名が詰めて書かれている点についての疑問は残るのだが。
さらに困ったことには……いや、別に何も困ってはいないんだけども……この傾向は何もBEEPに限ったことではないようなのである。
上は
五条大橋のトレーラー動画公開を受けて
MSX Resource Centerに掲載されたニュースポストであるが、ここでもやはりボクの本名が使われている。
何が言いたいかと言うと、ボクは30年来ある程度以上気合を入れて取り組んだ創作には必ずGW's-Workshop(または実装の都合でGW's-WORKSHOP)と署名している……BEEPのコンテスト参加時には本名を隠す必要性も感じなかったし、前述したように営業代行を兼ねていたこともあった……のだが、ことごとくそれが無視されている、という話である。
しかもだ。
知らぬ間柄でもないMATRAのS.T.A.Rまでもが
MR NOBUAKIなる謎の表記を用いるに至っては、もはや疑問を通り越して脱力する他ないのである。
まぁ、だから何だ、という話でもないし、そもそもはボク自身が事物の名称や他人の書き物を引くに際してその正確性に無駄にこだわる几帳面というか神経質な性格だからコレが気になるだけの話であって、常々言っているように他人に同じスタンスを求めるつもりは毛頭ないのであるが、それにしても何だかなー、と思わずにはいられないのである。どうしてこうなった!