建長寺専門道場越後遠鉢第1日目。
午前11時25分、越後湯沢駅に先発隊の雲水(修行僧)6名が到着。清玄和尚・俊英禅士が出迎え、関興寺には正午前くらいにつきました。
「た〜の〜み〜ま〜しょ〜!」
「ど〜れ〜!!」
照顧脚下
休む間もなく総茶礼。
閑栖和尚の挨拶が済んだあと到着諷経。
ご本尊さまとご開山さまに回向していただきました。
午後1時から関興寺門前のお檀家さん宅に誦経に伺います。
「おなかの底からだされる、心のこもった素晴らしいお経に本当に感動して涙がとまりません。息子も喜んでくれていると思います・・・」
と数年前大切な息子さんを亡くされた、あるお宅の奥様に有り難い言葉をいただきました。
口先の理屈ではない、「背中で法を説く」の禅宗坊主の真骨頂、「真摯でひたむきで一生懸命な雲水の姿」が伝わった瞬間・・・素直に喜びたいと思います。私も含めた出家の誰しもが大切にしなければならない心。
笠は重し呉天の雪 草鞋香し楚地の花
明日も石打地区のお檀家さんの誦経を終日行う予定。

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