新年あけましておめでとうございます。
今年初のブログネタは、昨年12月22日に木星と土星が大接近をした際の写真です。
土星の輪などは、天体望遠鏡でないと観測できないと思っていましたが、普通のミラーレスデジカメと望遠レンズで撮影することができました。
参考にして頂きたく、撮影データを併記しておきます。
《ボディ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III》
《レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0》
《テレコンバータ M.ZUIKO DIGITAL 1.4x》
《ISO800 露出時間1/200 F5.6》
ピント合わせに苦労しましたが、土星の輪まで写りました。
天体望遠鏡ほどの解像感はありませんが、普通の望遠レンズでここまで写ればまずまずではないでしょうか?
《ISO3200 露出時間1/160 F5.6》
左側の木星は露出オーバーですが、木星の右下になんと衛星が写りました。
(写真を拡大してみてください。)
ここからはオリオン座にある星雲の写真です。
《レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0》
《ISO1600露出時間20秒》

オリオン座中心の三つ星の少し下に、肉眼で観測すると白くモヤモヤした光が見えますが、デジカメで撮影すると肉眼では見えない赤外線が写り、赤紫色の鳥が羽ばたいてるような模様を撮影できます。
《レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0》
《テレコンバータ M.ZUIKO DIGITAL 1.4x》
《ISO3200露出時間30秒》

赤外線撮影に特化したデジカメではなく、普通のデジカメでここまで写るのは意外でした。
ただ、機材に対して三脚が貧弱だったせいか、多少ブレてしまっています。もっとガッシリした三脚を使えば、もう少しシャープに写るかと思います。今後の課題です。
写真下には複数の光跡が!
オリオン座付近を撮影すると、人工衛星の光跡が写ることが多いようです。
面白いですね。
《レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0》
《テレコンバータ M.ZUIKO DIGITAL 1.4x》
《ISO3200露出時間60秒》

ISO感度を3200に上げ、60秒の露出時間を取ったところ、燃木星雲が何とか写りました。
本当に木が燃えているように見えますね。
燃木星雲のすぐ下には馬頭星雲があるのですが、これはちょっと写りませんでした。
フィルムカメラでは写ったことがあるので、デジカメで写らないはずはありません。
これも今後の課題として、天体撮影に適している気候の3月中までにはリベンジしたいと思います。

1