前出、京成電鉄博物館動物園駅跡から日暮里駅寄りにも
「京成電鉄寛永寺坂駅跡」という駅跡が存在します。
日暮里から上野方面へ京成線沿いを歩いて行くと、
門喜東(とうきもん)というプレートが掲げられたトンネルがあります。
このトンネルに少し入ったあたりに「寛永寺坂駅」跡が現存します。
寛永寺坂駅1933年(昭和8年)12月10日開設。1947年(昭和22年)8月21日廃止。
現在、駅舎は倉庫として使用されているようですが、京成電鉄が駅舎を賃貸する条件として、駅舎の取り壊しを禁じたために現存しているようです。
確かに出っ張った三角屋根が駅入り口という感じしますね。
国旗掲揚台が残っていました。右側面には「紀元2600年記念」の文字が。
当時は戦前のため、神武天皇即位の年を元年とする神武天皇即位紀元の年号
での標記となっているようです。
特別に倉庫の中を見学させて頂きました。
この先の階段を降りると下の写真の駅跡に続いているのでしょうか??
たいへん気になるところです。

走行中の車両から撮影。
ここが寛永寺坂駅のホームに相当する場所です。ホーム自体は撤去されていますが、木の壁が残っていました。

そして日暮里方には「口出」の看板が!木製の階段といい、時代を感じさせます。
地上までどのように繋がっているのか。謎は深まるばかりです。

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