ブルーグラスの「裏」で出てくるレッドグラスの体躯が赤い赤い....ということで、これに野良gupのシッポを付けた赤短尾「グラッシィ・ベッピー」。その辺を既に以下で紹介していた:
https://gray.ap.teacup.com/yochisblog/1140.html
この魚、最初に紹介した
若魚の頃 には紅斑が他の発色で割られて細かくなっていたが、成熟が進んで紅が濃くなるとともに紅発色が広がり、割れてたところが繋がったりしていた。

これが ↓

こうなったさぁ
さらに、仔を採って世代を重ねるなかで、早速「紅斑の割れがある程度まで残って大小ちりばめられる」のと「紅発色が広がって塗りつぶしになる」のに分かれる傾向が見てとれた。
上の魚の腹違いのお兄さん(およそ一カ月差)にあたる魚がこれ:

これが塗りつぶしの例。紅が広くて色味は強いけど、割れるほうが良いかな?
これとお母さんが同じ弟に紅割れ君もいる:
そんなわけで、この「紅割れ」。まだ不安定で、この先どうなるかわからない風合いなのだった。もうここからはお魚にお任せして、成り行きを見守りたいと思う。
さて、コロナ禍でgup愛好家がおうち時間するこの世相の中、関西でgupの競技会が開催された。ちょうど新規感染者数がぐっと減って緊急事態宣言の解除へ向かう奇跡のタイミング。主催の皆さんの英断、そして天恵か。
せっかくの機会だから何か少しでもお力添えできればと思い、また、折しも季節外れの暑さが続き、九州からの発送に温度低下の危険は無い。これは送り参加の好機でしょう。まぁ、もちろん、(ヘン〇イ祭じゃあるまいし)大きな三角尾びれ魚が美を競うのであって、わしの小さな魚を送ってもナニなんだろうけど、枯れ木も山の賑わいと言うし、現地参加の皆さんにちらりとでも魚を見ていただければ幸いだ、と思ったのであった。
こういうとき、小さいとはいえ、手元にあるなかで一番「大きい」....いやちがうな「歳を取った」....かな?わずかでもサイズが上がったものを選ぶのがスジである。せめてドイツイエローの半分くらいの体長があるヤツで....と手元を探して、結局、前述の紅のお兄ちゃんが一番大きかったので、メスとともに袋詰めした。
紅が割れたのがいずれもこれより若くてずっと小さかったのは残念だった。
とはいえ、まぁ赤くて小さくて背びれが伸びる、どれも似たり寄ったりだからよかろう、との判断。これらの兄弟たちの後代は既につながっていて、これから紅発色がどうなるか?も楽しみである。

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